資生堂のグローバルプレステージブランド「SHISEIDO」は2025年3月1日にスキンケアの新時代を切り拓く次世代美容液「アルティミューン™ パワライジング セラム」を発売した。それに先立ち、2月27日に寺田倉庫B&C HALL/E HALLにて新CM発表会を開催した。

アルティミューンは、14年にブランドの象徴アイテムとして発売し、18年、21年、23年とリニューアルを重ね進化し続けてきた。発売以来「肌本来の美しさを引き出す」という独自価値が人種、年齢、肌質、性別を問わず支持され、世界で269(23年9月〜24年12月時点における累計受賞数)のビューティーアワードを受賞している。5代目の今回の商品は、30年以上にわたる独自研究を背景に、スキンケアの新時代を切り拓く次世代美容液と銘打つ。「発酵カメリアエキス+」(ツバキ種子エキス、アスペルギルス培養物、グリセリン:保湿)と厳選された美容成分を3000万個の角層細胞へすみずみまで届け、朝、夜、毎日のお手入れで、ハリ、なめらかさ、透明感あふれる輝きに満ち、うるおいが湧きあがる肌に導く。発表会において渡辺さよこブランドマネージャーは、「資生堂の長年の研究が実を結んだ現在の集大成」と商品力に自信を示した。


渡辺さよこブランドマネージャー

続いてブランドアンバサダーの俳優・長澤まさみが登壇し、新アルティミューンへの熱い思いを語った。新CMは長澤の持つ自然体でしなやかな魅力と圧倒的な美しさで、スキンケアの新時代を切り拓き、革新的な技術を搭載した「アルティミューン」の力強さを表現している。具体的には、白と黒の空間と衣装でミニマムかつモダンな長澤とその美しさを表現した作品に仕上がっている。撮影では、美しい動きや表情とライティングのタイミングなどを狙ってさまざまな表情を切り取る撮影を実施。黒から白、暗闇から光へと移ろう中で現れる長澤の輝く美しい肌を浮かび上がらせることに集中したという。長澤のコメントは以下の通りだ。


長澤は「肌本来の美しさを引き出す」独自価値をアピールした

「スキンケアは本当に大好きで、毎晩のスキンケアをじっくり楽しむようにしています。もちろん成分を見て、自分には何が合うのか、使ってみて実感して、見極めるようにしています。新美容液については、ずっとシリーズを使っているのですが、今回は『はじめまして』と思うくらい、これまでと全く違う。肌になじみやすくなったし、使い心地がもっと良くなったように感じました。すみずみまで届いて、乾きにくくなった肌を手に入れたような感覚で、これがないと心配になるくらい、お気に入りのアイテムになりました」

会場の寺田倉庫では「FREEDOM FROM AGE」と題した体験イベントも実施。サイエンスやアートの双方の観点を三つの部屋に分け、没入型の空間を通じて紹介した。体験した長澤は「商品を触るだけではなく、目で見て感触を想像させてくれるような、美容成分の力が肌にどんな風に働きかけるのか、五感で体験するような、素晴らしい空間でした」と絶賛した。

月刊『国際商業』2025年05月号掲載