資生堂は、「SHISEIDO」ブランドとして初の旗艦店「SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE」を7月31日にオープンした。場所は、創業の地・銀座(東京都中央区銀座三丁目3番13号)。同時に、店舗にいるようなブランド体験ができるバーチャルストアも開設した。ブランドの世界観を発信し、最新のテクノロジーとヒューマンタッチを融合させた美の体験を提供するのが狙いだが、7月30日にオンラインで行った発表会で、資生堂の岡部義昭執行役員は「最新のデジタルツールを導入していますが、本質はおもてなしの心です」と説明。リアルとデジタルの融合した店舗を通じて、ライフスタイルの多様化に適した「SHISEIDO」らしい価値提案を行っていく考えだ。
このストアの目的は三つある。一つ目はブランド体験の場、二つ目は世界に向けた情報発信の場、三つ目はイノベーションの象徴の場である。これらをベースにした創意工夫がストアの随所に見られる。まずは店舗デザイン。ブランドが目指す「ALIVE with Beauty」を体現した店舗で、デザインコンセプトは「Japanese Digital Garden」。日本的な美意識と自然を象徴する日本庭園をモチーフとし、和紙や木、西陣織などにインスパイアされた素材、水音、光の揺らぎなどを取り入れ、銀座から日本の美「Japanese Beauty」を世界中に発信しようとしている。
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