資生堂は、那須工場内の見学施設「SHISEIDO BEAUTY PLAYGROUND」を12月4日に開設。それに先駆けオンライン内覧会を11月4日に開催した。

「PLAY BEAUTY !(美を遊ぼう!)」をコンセプトに設定した同見学施設は、国内4番目となる那須工場の本格稼働から約1年をかけてコンテンツを充実。化粧品のワクワク感とともに、日本の化粧品メーカーならではの安全・安心を伝えていく。見学するだけではなく、香りやバーチャルメイク、肌の仕組みなどを実際に体験してもらうことを重視しているのが特徴だ。

例えば「スキンケアラボ」では、肌の仕組みや手入れの方法、主力製品に採用している成分「レチノール」の効果などを解説パネルや装置を用いて、体感してもらうエリアとして構築。

スキンケアラボ

「マジックメイクアップチューブ」では円柱状の配管のように突き出たオブジェの先端にデバイスを設置し、トレンドメイク、アニマルメイク、年代別メイクなど、メイクを自身の顔に投影するシミュレーションができるエリア。一般的なメイクから、動物、歌舞伎などユニークなメイクを瞬時に体験できるため子どもから大人まで幅広い年齢層が楽しむことができる仕上がりになっている。見学施設エリア全体では那須の豊かな自然をイメージした香りも感じることができる。

マジックメイクアップチューブ

「ワークショップスタジオ」では、官能パネラーを育成するツールを活用するなど、実験で学んだり、自分で考えたりしながら、製造技術や化粧品に関わる科学に触れることが可能だ。

ワークショップスタジオ

新型コロナ禍ということもあり、当面は栃木県在住者を対象に1日2組の見学を受け付ける。

長谷川修嗣工場長は、「今後も様々なコンテンツを展開していく予定。コロナ禍で細心の注意を払いながらになりますが、ご来場いただいた際には資生堂の安全・安心なモノづくりをぜひ実感していただきたい」と語った。