マツキヨココカラ&カンパニーは、渋谷における新たな旗艦店「SHIBUYA SCRAMBLE FLAG(シブヤ スクランブル フラッグ)」を2026年3月7日にオープンする。1995年に開業した「渋谷Part1店」を全面改装したもので、都市型旗艦店としての機能を強化した。同店は、2023年9月に開業した「SHIBUYA DOGENZAKA FLAG(シブヤ ドウゲンザカ フラッグ)」と対をなすツインタワーとして同社の情報発信拠点として訴求する。

「SHIBUYA SCRAMBLE FLAG」東京都渋谷区宇田川町22-3

ドウゲンザカが黒を基調とする店舗に対し、今回オープンしたスクランブルは白を基調としたデザインを採用。渋谷スクランブル交差点を挟み、マツモトキヨシのブランドカラーである白と黒を採用したのは、「渋谷スクランブル交差点から眺めると、白と黒の2店舗が並ぶ象徴的な景観になる。ツインタワーとして渋谷の特別な街並みを演出していきたい」(大友庸平マツモトキヨシ店舗運営本部ファーマシー事業部長)との思いから。黒のドウゲンザカはメイクアイテムを中心に扱い、白のスクランブルは医薬品や健康食品の品ぞろえを充実している。

LEDサイネージで店舗全体を演出

店舗デザインでは、大型LEDサイネージを活用した空間演出を強化した。階段中央には地下1階から2階まで続く約10メートルの柱型サイネージを設置。さらに、鏡面素材を組み合わせることで、空間全体が映像に包まれるような演出を実現した。1階は、入口から店内奥まで約11メートルにわたり映像が連続する天井サイネージも設置し、来店客を店内奥へ誘導する仕掛けとした。

また、外壁サイネージはドウゲンザカと完全同期させ、同じ映像コンテンツを同時に放映する仕組みを採用。同時に同じ映像が流れることでインパクトが生まれ、広告媒体としての価値も高まるという。

ダーマコスメを強化、ドラッグ初導入ブランドも

スクランブルは地下1階から地上2階の3層構造で売り場面積は278平方メートル。総SKU数は約1万3400で、改装前から約2000SKU増加した。構成比は化粧品が約75%、医薬品・ヘルスケアが約20%で、ヘルス&ビューティー分野が売り場の95%を占める。

ドラッグストア初展開となる「TAKAMI」

地下1階には、同社として初となる「ダーマコスメコーナー」を設置した。背景には、スキンケア選択における消費者行動の変化がある。同社商品担当者は「従来はブランドイメージや憧れのモデルが化粧品選びの軸だったが、現在はSNSを通じて成分名で検索し、エビデンスを重視して商品を選ぶ消費者が増えている」と説明する。また、猛暑や乾燥などの気候変化やストレス環境の影響で、敏感肌への関心が高まっていることも背景にあるという。

同コーナーでは、ドラッグストアとして初めて導入する「TAKAMI」をはじめ、「dプログラム」「ラ ロッシュ ポゼ」など機能性スキンケアブランドを強化。3月11日発売のプライベートブランド「MQURE DERMA ×(エムキュア ダーマバイ)」を世界に先駆けて選考発売する。また、美容口コミアプリ「LIPS」の編集部と連携し、アプリと店頭を連動させた情報発信も行う。

1階は医薬品と健康食品を中心にそろえる。韓国発でTWICEをパッケージに採用した「コンブチャ」や国内発のゼリー「Hale(ハレ)」なども扱う。

 月替わりポップアップでトレンド発信

2階のメイクフロアには、月替わりでブランドが入れ替わるポップアップスペースを設置。SNSで話題となる韓国コスメなど、トレンド商品の導入拠点としての役割を担う。「これまでアジアコスメは半年ごとに棚割りを変更していたが、今はSNSでバズる商品が毎月のように登場する。新商品をテスト導入し、反応を見ながら全国の売り場に展開する役割も旗艦店が担う」(大友事業部長)と述べた。

 同社の旗艦店は今回の店舗で6店目となる。これまで原宿表参道口店、池袋Part2店、香港コーズウェイベイ店、SHIBUYA DOGENZAKA FLAG、GINZA FLAGを展開しており、都市部の情報発信型店舗の強化を進めている。