ライオンは、食器用洗剤「CHARMY Magica(チャーミー マジカ)」を通じて、洗浄の視点から調理・食事・食器洗いの一連の食体験の質向上を図る取り組みを進めている。その一環でサッポロビール、味の素冷凍食品と協業し、生ビール用グラスやギョーザ調理後のフライパンに残る“見えにくい汚れ”が見た目のおいしさを損ねている実態を解明。これらの汚れに対する洗浄力強化を検証した改良品「速乾+(プラス) カラッと除菌」「酵素+(プラス)」と手肌にやさしい新ライン「手肌+(プラス)除菌」を2026年4月15日に発売した。

ライオンの調査によると、生活者は食器用洗剤に対して満足していない実態があった。除菌効果では64%が除菌効果に不満を感じ、56%は「食器の乾きが遅いと不衛生な気がする」と回答。洗浄力についても69%が満足しておらず、「油汚れがよく落ちること」が購入時の最重視点となっている。一方で、「手肌へのやさしさ」も重視するが、86%が「手肌にやさしい洗剤は洗浄力や除菌力が弱そう」と認識しており、洗浄力と手肌のやさしさの両立を諦めている実態が浮き彫りになった。

こうした課題を背景に、ライオンはチャーミーマジカを通じて食体験の向上に貢献するべく、食品メーカーとの協業を推進している。24年5月から取り組んでいるサッポロビールとの共同研究では、生ビールの外観品質に着目。グラスに残る水あかが見た目を損ねる要因であることを突き止めた。「速乾+ カラッと除菌」で洗浄することで水切れが向上し、水あか残存を抑制。生ビールを注いだ際に見た目を悪化させる「壁面の発泡」が大幅に低減し、見た目品質が向上した。

味の素冷凍食品との取り組みでは、味の素冷凍食品が23年にスタートした「冷凍餃子フライパンチャレンジ」の一環として、23年11月からフライパンに張り付く汚れと洗浄を検証。生活者から回収した約160枚のフライパンを調査した結果、「でんぷん・脂質・たんぱく質」による複合汚れが残存し、特に脂質が多いほどギョーザがフライパンに張り付きやすいことが示唆された。「酵素+」で洗浄した場合、張り付きは62%改善し、脂質洗浄力の高さが確認できた。

これらの成果を踏まえ、チャーミーマジカは検証に用いた2品を発売開始。「速乾+ カラッと除菌」(全2種・各220ml・各190円※編集部調べ、つめかえ用・全2種・各680ml・各440円※同、つめかえ用・1000ml・550円※同〈シトラスグリーンの香りのみ〉)は除菌効果を保持したまま、水切れ時間を約15秒に短縮し、より速く乾いて清潔に仕上げる機能を強化した。

「酵素+」(全2種・各220ml・各190円※同、つめかえ用・各680ml・各440円※同、つめかえ用・1000ml・550円※同〈オレンジの香りのみ〉)は油分解酵素を新たに配合し、油汚れをラクに落としやすくした。

さらに、除菌効果や高い洗浄力で油汚れを水のようにサラサラ落とし手早く洗い上げるチャーミーマジカの共通機能はそのままに、手肌の水分を逃さず手肌にやさしい「手肌+除菌」(全2種・各220ml・各190円※同、つめかえ用・各650ml・各440円※同、つめかえ用・950ml・550円〈グレープフルーツ&ガーデンの香りのみ〉)も同日発売した。

ライオン国内BU ハウスホールド事業部の山下哲也ブランドマネジャーは「直近の食器用洗剤市場はコロナ禍による衛生意識の高まりから、除菌用洗剤が伸びていることが特徴的です。一方で、今回のテーマであるグラスの水あか、フライパンの汚れなどの見えにくい汚れに対しては、生活者意識がまだ低い。協業をきっかけに訴求を踏み込んで市場活性化につなげていきたいです」と語った。