ライオンは、同社独自の酵素高濃度処方とナノ洗浄処方で、手ごわいこびりつきや油汚れも軽い力でラクに落とせる『CHARMY Magica 酵素+(プラス)』 を、4月4日から改良新発売。ライオン台所用洗剤史上最強の洗浄力として生まれ変わる。それに先駆け3月8日、蔵前ライオン本社で新商品発表会と、味の素冷凍食品との企業共創プロジェクト「冷凍餃子フライパンチャレンジ」の検証報告会を実施した。

新商品発表会では、ライオンの松石達矢ホームケア事業部Magicaブランドマネジャーが開発の狙いと商品特長について説明。同社調べによると、台所用洗剤を購入する際、最も重視する点として洗浄力が挙げられているが約7割の人が洗浄力に対して十分に満足していないことがわかった。そこで、「ライオンの総力を尽くし、洗浄力という課題に真摯に向き合った。懸命な研究の結果、ついにライオン台所用洗剤史上最強の洗浄力を持つ製品が完成した」

『CHARMY Magica 酵素+』の商品特長は、(1)ライオン台所用洗剤史上最強の洗浄力。酵素高濃度処方により、油汚れだけでなく、食べ物汚れに多く存在するでんぷん・たんぱく質も分解し、生活者に最も落としにくいと思われているカレーなどの手ごわいこびりつき汚れも軽い力で落とせる。(2)独自のナノ洗浄メカニズムで、油汚れをサラサラ落とせる。独自の洗浄メカニズムで手ごわい油汚れをナノレベルまで分解し、手早く食器を洗い上げる。(3)スポンジの除菌、食器・調理用具のウイルス除去ができる。(4)選べる2つの香り。フルーティなオレンジの香りとフレッシュなピーチの香りの2種類から選べる。

次に味の素冷凍食品「冷凍餃子フライパンチャレンジ」プロジェクトにおける取り組み成果について発表。「冷凍餃子フライパンチャレンジ」は、2023年5月、味の素冷凍食品の「ギョーザ」がフライパンに張り付いてしまったという、ひとつのSNS投稿から誕生した、「ギョーザ」の永久改良を目指すプロジェクト。「検証のため張り付いたフライパンを送ってほしい」と呼びかけをしたところ3520個のフライパンが集まった。味の素冷凍食品がそれらのフライパンを用いた調理検証を行ったところ、ギョーザの張りつきとフライパンの洗浄度合いとの関連性が推測された。この仮説を検証するために、『CHARMY Magica』など台所用洗剤を開発・販売するライオンが、同プロジェクトへ参画することが決定。生活者のフライパン使用実態調査を含め、共同で検証を進めることとし、24年1月31日、フライパン張り付きの原因究明に向け ライオンがプロジェクトに参加している。

「冷凍餃子フライパンチャレンジ」へのライオン参画の第1 ステップとして、生活者がどのようなフライパンを、どのように使用しているのかを調査した。その結果、「使用しているフライパンの種類」はフッ素樹脂加工のフライパンが約86%と圧倒的に多く、ほとんどの生活者がこびりつきにくいタイプのフライパンを使用していることがわかった。しかし、「こびりつき・焦げつきを経験している」人は、フッ素樹脂加工のフライパン使用者においても89%と多く、多くの生活者がこびりつき・焦げつきを経験していることがわかった。

両社でフライパンへのギョーザの張りつき原因を検討する中で、フライパンに残存する汚れに着目。これらの残った汚れの主な成分は「でんぷん、たんぱく質、脂質」。そこで、残存する「でんぷん、たんぱく質、脂質」の量を確認。その結果、ギョーザの張りつき程度が大きいフライパンほど、「たんぱく質」が多く検出されることが判明。このことから、ギョーザがフライパンへ張りつく要因の一つは「たんぱく質」であることを特定した。

検証報告を行ったライオンリビングケア研究所の瀬尾真大氏は、「新製品の『CHARMY Magica 酵素+』での洗浄でタンパク質を除去することができるのではないかと考え、従来品と新製品での洗浄力の比較調査を行った。結果、新製品での洗浄によってタンパク質が除去されていることを確認した」と説明した。

味の素冷凍食品から参加した勝村敬太戦略コミュニケーション部PRグループ長は、「フライパンチャレンジは終わったわけではありません。わたしたちが掲げている永久改良という言葉通り、今後も、『たんぱく質』を除去したフライパンでのギョーザの張りつき改善を、両社で検討して進めていきます」と締めくくった。

月刊『国際商業』2024年05月号掲載