デントヘルスから2000円台の商品が登場
ライオンはオーラルヘルスケア事業に最も投資する、と竹森征之社長は明言する。同事業は、従来の口腔健康の概念をヘルスケア領域に広げ、予防歯科行動を習慣化することを目指している。生活者一人一人のQOL向上に貢献する社会価値、オーラルケア市場の継続的な成長を図る経済価値の両輪を回すことで、市場規模を2030年まで21年比約20%増の4000億円に引き上げる計画だ。原動力は、オーラルケア1回当たりの価値向上、実践者数の増加、実践頻度の増加、行動の定着(習慣化)の四つ。「毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なプロケアの両立を国内市場にしっかり浸透させる。それがオーラルヘルスケア事業の使命です」と同社ヘルス&ホームケア事業本部オーラルヘルスケア事業部の永井康介氏は強調する。
ライオンは、オーラルケアでは国内市場で盤石の地位を築いている。主力6ブランドは、若年層、独身層、ファミリー層、中高年層、シニア層をカバー。年代によって変化する症状意識や価値観の違いを踏まえ、ブランド戦略を変え、全世代に多様なアプローチを継続している。同社の全方位戦略は、商品の高付加価値化をけん引。市場シェアは断トツで、他社の追随を許さない状況だ。
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