競争激化とその影響
国内外の化粧品、日用品メーカーが競い合う戦場と言われている中国の化粧品市場は、2024年に需要不足と消費低迷の「寒波」に見舞われ、多くの外資系企業も業績下落、成長鈍化に直面しており、世界最大の日用品メーカーであるP&Gも例外ではなかった。
P&Gの25年事業年度第1四半期(24年7〜9月)の決算報告書によると、同期の純売上高と純利益は前年同期と比べそれぞれ1%減の217億3700万ドル、12%減の39億5900万ドルとなっており、過去5年間でP&Gの純売上高と純利益が共に減少したのは初めてだった。また、同社のビューティー事業セグメントの本源的売上高は、前年同期と比べて2%減少した。その中で、最も業績が落ち込んだのがスキンケアカテゴリーであり、本源的売上高は前年同期比5%減の38億9200万ドル、純利益は前年同期比13%減の8億4000万ドルとなり、過去5年間で最大の減少幅となった。
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