「天猫618」戦績の凄さ
今年の「618（6月18日のネット大型セール）」は、コロナ禍発生後、最初に行われた最大規模のネット販促セールで、メーカーや小売業にとって上半期の最も熾烈な販売合戦となった。今回「天猫618」に参加したブランドメーカー数は昨年同期の2倍となる10万社を超え、値引き販売の商品は1000万点となった。天猫618期間中の総販売額は6982億元に達し過去最高を記録した。特に天猫は今回100億元に相当する消費券、補助金を配布したこともあって、内需拡大と消費回復を促進させる大きな役割を果たしたと評価されている。
今や、「618」は伝統的意味での単日セールではなく、大手ECサイトの淘宝、天猫、京東商城およびショート動画アプリの抖音、快手などは、いずれもそれを長期間セールとして注力している。実際、淘宝と天猫は5月25日からすでに予約販売のセールをスタートさせ、手付け金の支払いも同日から始まったため、その日から第1波のサイト訪問者数のピークを迎えた。そして、第2波の訪問者数のピークが代金の残りを支払うこととなった6月1日に現れたのに続き、6月16日には第3波の訪問者数のピークが見られたため、6月18日当日はセールの最終日として訪問者数が6月16日より少なかったという。
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