ロレアルの「緑色新零售」の狙い

昨年6月、ロレアルは中国ネット通販最大手のアリババグループと「緑色新零售(グリーンニューリテール)プロジェクト設立趣意書」を締結した。その中で、ロレアルは、「森林資源の破壊を減らすために、当社が中国で自営するネットショップの宅配ダンボール箱はすべてFSC(森林管理協議会)の認証紙を使用すると同時に、ジッパー付きダンボール箱や紙質の粘着テープと緩衝材を使うことで、プラスチックフィルム等を利用した粘着テープの使用を減らし、ダンボール箱のリサイクルを100%にすることを目指す」ことを約束した。

それに基づき、昨年の大型ネット販促キャンペーン「双11」において、ロレアル中国の高級化粧品部は率先して「グリーン小包」を採用し、計200万個のグリーン小包の配達が実現したという。現在、同社のグリーン小包はすべてのブランド商品の配送に対応すべく拡大し、ネット通販の宅配業務におけるプラスチックの使用を減らそうと努力している。

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