激変した化粧品消費とその背景
中国国家統計局によると、2024年11月の消費財小売総額は4兆3763億元で、前年同期比3.0%増加した。このうち、化粧品小売販売額は前年比26.4%減の434億元となった。この大きな減少幅は、前月に40.1%も急増したことと明らかな対照を成している。
確かに、24年の中国の化粧品消費市場は不安定な状況に陥っている。1〜3月は低い伸びが続いていたが、4月はマイナス成長に転落した。しかし、5月には一挙に18.7%と2桁の伸びを見せた後、再びマイナスに転じ、前年同期比14.6%の減少となった。そして9月まで4カ月間にわたって前代未聞のマイナス成長が続いていた〈図1〉。
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