大手メーカーの中国事業が好調
ロレアルが発表した2021年1～6月期決算によると、同期の売上高は前年同期比16.2%増の151億9660万ユーロ、純利益が同29.8%増の23億6800万ユーロと増収増益だった。特に中国は引き続きビューティ需要が高く、中でも高級化粧品ブランドが好調だ。1～6月の高級ブランドの売上高は前年比34.2%増となり、グループの業績に大きく貢献した。
エスティローダーの21年6月通期決算は、売上高が前期比13.4%増の162億1500万ドル、純利益も313%増の28億7500万ドルの増収増益だった。地域別の売上高では、アジア太平洋地域が前年と比べて29.4%増の54億8600万ドルで、成長率が最も高い成長率を見せている。中でも中国市場は引き続きスキンケアが好調なこととメイクアップが回復基調にあることから2桁成長となっており、高級スキンケアブランドの「ドゥ・ラ・メール」は現地のトラベルリテールを含む小売市場の堅調な伸びにより、2桁の売上成長を達成した。
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