2020年の好業績とその背景

3月29日、ロレアル中国は上海で「2020―2021発展戦略年度交流会」を開催した。ロレアル中国のファブリス・メガバーン社長兼最高経営責任者(CEO)と同社の幹部は、「美の進化」というテーマをもとに、極めて非凡な2020年を過ごしたロレアル中国が危機をチャンスに転換し、最終的に高成長を実現した経験を紹介すると同時に、21年の不確実性の高い市場環境の下で、自己変革と進化を続け、新たなチャンスをつかむための新しい戦略目標を打ち出したことを発表した。

実際、ロレアル中国は業務成長のための実績を確保、より多くのパートナーと「美麗消費」の新たな局面を一緒に創出するために、昨年の戦略交流会において「HUGE計画」(HUGE=Horizon, You, Good growth, Ecosystem)という経営戦略を打ち出した。「新消費」「新科学技術」「新組織」「新構造」の4大コア原動力をもとにコロナ禍を生き抜き、売り上げを伸ばすことができた。中国市場におけるコンシューマー・プロダクツ、リュクス、アクティブコスメティックス、プロフェッショナルプロダクツの四つの事業部はいずれも2桁成長を達成し、会社全体で前年比27%増の高成長を実現した。これは中国化粧品市場の平均的成長率をはるかに上回り、中国市場はロレアルパリ、ランコム、イヴ・サンローラン・ボーテ(YSL)、ヘレナルビンスタインを含む同社7大ブランドの世界最大の消費市場になっているという。

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