2025年7月8日、マンダムは総合スポーツ用品メーカーミズノの東京本社にて「汗マネジメントセミナー」を実施した。

7月8日は7(夏)の8(発汗)の語呂を踏まえ、2024年にマンダムが制定した「汗マネジメントの日」(一般社団法人日本記念日協会認定)。汗をかきたいときは気持ちよくかき、汗をかきたくないときには正しいケアで汗を抑える、つまり状況に応じて適切に汗をコントロールする「汗マネジメント」を提唱するための記念日だ。

マンダムが25年4月に発表した独自の汗への意識調査の結果では、コロナ禍後のオフィス回帰が進む中で対面機会が増加。2人に1人が夏場にジャケットを着用している実態や、大事な場面で汗によって困ったこと・失敗したことがある人が6割以上であることが明らかになった。また、汗が原因でパフォーマンスが30%以上下がると感じる人が多数いることも分かり、効果的な汗対策を講じることは今後のビジネスシーンにおいて重要であるといえる。

同セミナーでは、夏場のビジネスシーンにおいて特に懸念される「汗とにおい」の課題に焦点を当て、そのメカニズムと具体的なケア方法をマンダム広報部の根岸沙英主任が実践的に解説した。

アジェンダは、①発汗やにおい発生の仕組み②汗やにおいの対策③汗とパフォーマンスの関係――の三つだ。汗の臭いを再現した臭気瓶を用いた体験や、マンダムの商品を実際に使った実践的なケア方法のレクチャーを通じて、「汗マネジメント」の重要性を深く掘り下げた。

根岸主任は覚えておいてほしい重要なこととして、汗をかく前に制汗剤を使うことが大切だと説明した。

「汗をかいてから制汗剤を使うという人もいますが、汗自体を抑え、菌の増殖を防ぐことで、根本的なにおいの予防につながります。特に朝の段階で脇はロールオンかスティックタイプで集中的に、全身はボディウォーターかスプレーで、仕込みのケアを行うことが望ましいです」(根岸主任)

脇に制汗剤を塗布する際は、脇の中心部だけでなく汗腺が広がる二の腕中間から脇腹までの広範囲に塗布することや、夜寝る直前に制汗剤を使うことなどのテクニックが披露されると、参加したミズノ社員たちからは「知らなかった」と驚きの反応があった。