メーカーと協業し専売品のヒット続出

「化粧品はすごく伸びている」。マツモトキヨシの大友庸平関西・東海支社長は、大阪地区の数字に自信を見せる。好調の要因は、ブルーオーシャン戦略を継続したことだ。コロナ下で化粧品は売れないと考えず、常に新たなニーズを掘り起こし、売り場で提案。新たにトレンドを生み出すことで来店を促し、売り上げを伸ばしている。その実績がメーカーとのアライアンス強化に結び付き、PBや専売品の積極投下へとつながっている。ヒット商品も次々に生まれ、競合との差別化が一段と進んだ。関東よりも化粧品の売上構成比が高い関西の店は、マツモトキヨシ全体の実績を下支えしている。

大阪の提案型売り場の成功事例は、マスクと合わせたメイクの提案だ。マツキヨではマスクも化粧品のアイテムと位置づけており、ファッション性の高いカラーマスクを多数品ぞろえしている。そのマスクと合わせてメイクを提案し一緒に陳列するという仕掛けを打った。

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