厳しい競争環境で独自性の追求が必須

 

美容の国・タイ。近年は、ヘルス&ビューティへの関心が一段と高まっているという。親日国で、日本製品に高い信頼感を持っているタイ人は多く、日系ドラッグストアが相次いで進出。現地小売業とは異なる魅力をタイ人に提供している。日本製品を扱えることは追い風と思いきや、現地に足を運ぶと、ドラッグ各社が直面する厳しい現実が見えてくる。

まず、バンコク市内は、大型スーパーやショッピングセンター(SC)が乱立。しかも、同じ館に複数のドラッグストアやコスメショップが出店し、化粧品の買い場は過密状態になっている。タイの首都・バンコクの中心街にツルハドラッグを展開するツルハタイランドの矢野大輔社長は「このあたりだけで、SCは、100はあるんじゃないか」と厳しい競争環境下に苦笑する。ナイトマーケットに代表される伝統的な市場で化粧品を買う人も多いことも、競争環境を厳しくする要因である。


タイではいまだ市場での売買も盛んだ

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