日本食と外食を結び付け現地人の心をつかむ

国内では圧倒的な化粧品販売力を見せるドン・キホーテだが、タイではその力は半減しているようだ。タイ・エカマイ駅から徒歩20分弱、交通量の多い道路に面した「ドンキモールトンロー」。2019年2月にオープンした当初は店内に入りきれない客が列をなしていたというが、オープンから半年以上経過した10月、訪れた同店の人気は少しずつ落ち着きを見せ始めているのだ。

ドンキモールトンローは、1階がフード、2階ヘルス&ビューティ、3、4階レストランモールとカラオケ、5階アミューズメントパークという地上5階建ての大型商業施設だ。専用シャトルバスも数台用意している。1階ドンドンドンキ部分には日本の菓子や総菜、独自の方法で持ち込んだ日本産の野菜などを中心に並べられている。同じ階にはドンキカフェやフードコートだけでなく、ドンキで購入した食材をその場で調理して食べられる広いイートインコーナーを用意するなど、さまざまな形で〝現代日本の食生活〟を提供。価格はタイの感覚からすれば少し高めの設定だが、こうした業態が、自宅で料理するよりも外食や中食をする機会が多いタイ国民の生活にマッチ。出店当初の狙い通り、タイに住む日本人だけでなく、日本を知るタイ現地のお客を取り込むことに成功しているようだ。また、「ドンキモールの向かい側にはクラブがある。夜遊びをする人にとっても24時間営業体制のドンドンドンキは利用しやすい店として人気なのではないか」と分析する現地日本人もいる。

ドンキモールトンローには多くの日系企業が出店している

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