従来の価値観に固執せず未来視点の提案を行う
――化粧品売り場に人が戻り始め、インバウンド需要も回復の兆しが見えています。御社の業績はいかがでしょうか。
藤本 経済産業省の生産動態統計を見ると、化粧品の出荷数は前年を上回っており、コロナの影響を脱しつつあります。それを受けてOEM市場も一桁台後半の伸びを見せています。ただ、大手が強く、それ以外が軒並み苦戦している構図を見ると、二極化の傾向が強くなっています。その中で私どもの2022年11月期は、売上高がコロナ前の19年を超えています。もともと私たちは、コスト競争に巻き込まれやすい数量ベースの戦い方はせず、高付加価値製品の提案で勝負してきました。市場が縮小する中でも、個性を大事にする戦略がクライアント様との取引継続に結び付き、さらに新規需要の獲得にもつながっています。業績面において、コスメテックジャパンが所属する桃谷順天館グループ全体に貢献できていることに手応えはありますね。
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