日焼け止めの新表記基準「耐水性」にいち早く対応

――近年のジャパンビューティプロダクツの状況を教えてください。

高木 2020年に始まったコロナ禍で、化粧品市場は大きく低迷しました。当然、私どもの売り上げも減少したのですが、市場の縮小幅ほどではなく、底堅い動きになっていると感じています。その要因はいくつかあります。一つは、お付き合いの長いお客さまが多く、コロナのような未曽有の事態に一緒に対応することができたことです。また、コロナ下のニーズを取り込み、得意先のヘアケアブランドが大きく成長したことも業績を下支えしてくれました。16年から設備投資を行い、新生産ラインを整えていたことで、需要の急増に対応できたことは、未来を見据えた投資の重要性を再確認できたと思います。さらに我々の強みである、二重まぶた化粧品やまつげ美容液などの目周り製品がヒットしたことも追い風になりました。私たちのような小規模な会社は、ニッチ市場を攻めなければいけないと考え、約15年前から二重まぶた化粧品を手掛けるようになり、それ以来、地道に目周りの技術を磨いてきたことが功を奏したと思います。

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