S&OPに着手し生産計画の精度を高める

――コロナ禍も3年が経過し、人流が戻り始めましたが、化粧品業界をどう見ていますか。

金井 2020年に世界中でパンデミックとなり、当初は21年には収束するだろうと考えられていましたが、想定よりも回復に時間がかかっており、23年上期までは化粧品業界にとって厳しい状況が続くというのが大方の見通しです。トキワは日本だけではなく、米国、欧州、中国でも展開していますが、次の成長ドライバーと位置づけ注力度合いを高めていた中国の化粧品市場がゼロコロナ政策でロックダウンが続いたことや、W11をはじめとしたECのイベントに関して政府が規制を強化する動きを見せるなど、複合的な要素でビジネス環境が変化。コロナからの回復が早かった中国がここにきて急ブレーキになったことが化粧品業界にとっては痛手でした。そうした中でもトキワは大手を中心としたリピート受注の拡大により、21年はプラス10%超を達成、22年は20%超で着地する見通しです。

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