大塚製薬のスキンケアブランド「インナーシグナル」が、同社子会社の韓国大塚製薬を通じ、10月15日より韓国での販売を開始した。同ブランドの海外における販売は初となり、「皮膚の美白に役立つ」「皮膚のしわ改善に役立つ」の二つの効能を持つ機能性化粧品として、韓国MFDS(食品医薬品安全処)で承認取得により発売に至った。

機能性化粧品として韓国で販売する「インナーシグナル」

販売するのは、上記二つの効能を持つ薬用美容液「インナーシグナル リジュブネイトエキス」を含む化粧品6品目のほか、クレンジング、洗顔料の3品目の計9品目。なお、「インナーシグナル リジュブネイトエキス」については、「表皮ターンオーバーを改善することで、皮膚の美白に役立つ」という表現も認めらた。

韓国のスキンケア市場は、2014年の6.3兆ウォンから19年7.3兆ウォンへと上昇傾向にあり、その中でも機能性化粧品(美白、しわ改善、紫外線遮断)市場は大きく伸長している。男女ともに美容意識の高いことで知られる韓国において、大塚製薬は12年より男性スキンケアブランド「ウル・オス(UL・OS)」を韓国で発売し、高い支持を得ている。