ポーラの「アペックス」は7月8日、独自の肌分析技術に基づき、一人一人に適したスキンケアをお客とともに創り上げるパーソナライズドスキンケアブランドへと大きく変貌する。

アペックスは1989年の誕生以来30年間、独自の肌分析技術とパーソナライズされたプロダクトの提供により、一人一人の肌と向き合ってきたブランドだ。“自分らしく生きるコト”に価値を置く人の増加、技術革新によるパーソナライズ化の加速といったお客の変化と、自分の資産として肌を大切にしたい、時間やコストを無駄にしないように選択を間違いたくないという女性たちの想いから、お客が自分らしい選択をしていけるよう大幅に進化した肌分析とケア提案による「肌プランニングフロー」を提供する。

プランニングフローは、お客の肌を取り巻く環境をSKIN(肌)、LIFE(生活・体調)、MIND(意思・好み)の三つの観点から話を聞く「プロファイリング」と、コンディション分析とポテンシャル分析の「アナライジング」、分析結果に基づきお客と話し合いながら今後のケアの方針を決めたり、タッチアップテスターを使ってアイテムをフィッティングする「フィッティング」の三つの段階に分かれる。

ポテンシャル分析では、肌を動かしている動画から新たに開発した独自の分析技術によって、業界で初めて店頭でも簡便かつ高精度に、肌深部の状態を分析することに成功。計14秒の動画から170万個以上の特徴量(特徴を表す要素を数値化したもの)を抽出し、AI技術(機械学習法)を活用して構築した推定式を用い、表皮・真皮・皮下組織の各層の状態を分析。これら三つの肌状態を知ることで、各層がこの先きちんと機能を発揮できるかどうかを予測する。

コンディション分析では、水分センサーや肌カメラによる撮影画像、プロファイリングデータ、これまで蓄積してきた約1800万件のビッグデータから得たノウハウを活用して、今と近い未来にあらわれる肌状態を視覚化。従来のアペックスに必要であった肌の細胞の採取という煩雑なプロセスを省略できるようになっている。

これらアナライジングの結果とプロファイリングの内容をもとに、お客の想いをくみとりながら今とこれからのプランを完成させる。①ケア:地域や環境を考慮し、いつ、どのようなケアを重視していくとよいか、②アイテム:そのためにはどのような感触、質感、色を選ぶと良いか、をお客と話し合いながら決定する。このフィッティングのパターンは862万通りになる計算だ。

アイテムバリエーションは「アペックス クレンジング」(オイル200ミリリットル、ミルク200ミリリットル、クリーム120グラム・各9000円)、「アペックス ウォッシュ」(120グラム・9000円)、保湿化粧水「アペックス フルイド」(130ミリリットル・1万2000円)、ミルク・クリーム「アペックス エマルション」(50グラム・1万7000円)、日中用クリーム「アペックス シールド」(45グラム・1万円・SPF50・PA++++)、化粧下地・ファンデーション「アペックス カラークリーム」(25グラム・1万2000円)、フェイスパウダー「アペックス カラーパウダー」(12グラム・9000円・SPF20・PA++)およびカラーパウダーケース(1500円)とパフ(350円)、更に2週間サイズのスキンケア5点セット「アペックス デザイニングキット」(9000円)の計10点。商品は最短4日間でお客に届く。従来の仕組みでは約2週間だったので、大幅な短縮。一人一人の肌に寄り添うブランドのコンセプトを守りつつ、忙しい現代女性のニーズに応えた格好だ。

また、アペックスは「センスオブワンダー」というデザインコンセプトをもとに、プロダクトだけでなくブランド体験そのものをデザインする。知的好奇心をくすぐるような刺激を提供し続ける一環として、パッケージは「森羅万象」をモチーフにしたデザインとし、一人一人、毎回異なる一期一会のパーソナルデザインとなっている。