新日本製薬の2026年9月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比4.6%増の321億5300万円と第3四半期として過去最高を記録した。一方で、営業利益は3.7%減の37億4600万円、経常利益が2.8%減の38億500万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が39.2%増の26億1800万円となり、増収減益だった。全ブランドでROI(投資対効果)を重視したマーケティング投資を継続し、ヘルスケア事業が全社の成長をけん引した一方、好調ブランドへの積極投資が利益を押し下げた。
カテゴリー別では、ヘルスケアが前年同期比57.1%増の86億2100万円と大幅に伸長し、全社の増収をけん引した。通信販売では「Slimore Coffee(スリモアコーヒー)」への集中投資が奏功し、新規顧客と定期顧客の獲得が拡大。卸販売でも取扱店舗数が約1万2000店舗まで増加し、販売を伸ばした。「Wの健康青汁」もECへの広告投資を継続し成長を維持。これらヒット製品を展開するヘルスケアブランド「Fun and Health」は、中期経営計画で掲げた売上高100億円の目標を1年前倒しで達成する見込みとしている。今後は海外展開も本格化させ、さらなる成長につなげる。
一方、化粧品は6.8%減の235億3100万円だった。主力ブランド「PERFECT ONE」はEC売上高が前年同期を上回ったものの、戦略的な広告投資抑制の影響で減収となった。一方、「PERFECT ONE FOCUS」は新発売・リニューアルしたクレンジングバームのプロモーション施策が奏功し、幅広い顧客層への認知を拡大。第3四半期(4~6月)のEC売上高は過去最高を更新したほか、卸販売でもEC施策の波及効果を受けて販売を伸ばした。
通期業績予想は、売上高が前期比9.4%増の450億円、営業利益が4.6%増の50億円、経常利益が2.9%増の50億2000万円、親会社株主に帰属する当期純利益が33.1%増の34億円を見込む。
9月には、新たな成長領域としてオーラルケア新ブランド「Eme Bright(エミーブライト)」を立ち上げ、第1弾として薬用歯みがき粉を発売するなど、「美と健康」領域の事業基盤強化を図る。




















