新日本製薬の2026年9月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比1.7%増の106億4500万円、営業利益0.7%減の15億1800万円、経常利益0.9%減の15億4000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益2.4%増の10億6100万円となり、増収、営業・経常減益ながら最終増益となった。

なお、2026年9月期第1四半期より表示方法の変更を行ったため、経常利益の増減率については当該表示方法の変更を反映した組替え後の数値を用いて算出している。

カテゴリー別にみると、化粧品の売上高は6.6%減の81億5900万円。「PERFECT ONE(パーフェクトワン)」のEC新規獲得が5.4%増と伸長した。ブランド売上高全体では、「スーパーモイスチャージェル」のテストマーケティングの進捗が遅延したことにより、売上拡大が想定に届かず減収で着地した。「PERFECT ONE FOCUS」では新商品のフェイスマスクが発売以降美容専門雑誌などで高評価を得ており、話題化が進む。25年11月には新商品「VCチャージホワイトマスク」も発売を開始し、認知拡大中である。主力商品のクレンジングバームは海外ブランドの商品ローンチの影響により、一時的に減収となった。今後は新商品ローンチのスピードアップを図る。

ヘルスケアカテゴリーの売上高は43.1%増の24億8600万円と大幅増。主力商品へと成長した「Slimore Coffee(スリモアコーヒー)」の新規顧客獲得効率が良好に推移したことを背景に投資を拡大した結果、大幅増収となった。25年11月にリニューアルし空腹時の血糖値ケア機能を追加した「Wの健康青汁プラス」は、今後も新規顧客層の獲得に向けたテストマーケティングを推進する。

チャネル別売り上げでは、通信販売は1.4%増の97億2900万円。「Fun&Health」通販売上高が46.6%増の大幅成長で貢献し増収となった。国内外EC売上高も12.0%増と好調だった。

卸販売は9.8%減の8億9400万円。インバウンド向け販促強化店舗の拡大を重視する戦略のもと、主要取引先における売り場づくりや、各種施策のテストを実施した結果、インバウンド獲得は着実に推移したものの、広告投資抑制の影響などにより、当第1四半期は計画を下回る着地となった。

海外販売は2100万円だった。これまで取り組んできたフィジビリティスタディが完了し、成長に向けた販促の実行フェーズへと移行した。米国では、ナイトクリームやフェイスマスクを導入し、取り扱いSKUを拡充した。ヘルスケアの市場規模を踏まえ、「Fun&Health」の商品展開に向けた準備も開始している。またアジアでは台湾において国内と同様のタレントを起用するプロモーションを開始している。

2026年9月期通期業績は、売上高9.4%増の450億円、営業利益4.6%増の50億円、経常利益2.9%増の50億2000万円、親会社株主に帰属する当期純利益が33.1%増の34億円と当初の予想を据え置いた。