新日本製薬の23年9月期第2四半期連結累計期間の売上高は182億5000万円(前年同期比1.4%増)、営業利益は14億6700万円(同12.5%減)、経常利益は14億6700万円(同13.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億8000万円(同14.0%減)、増収減益での着地となった。

育成ブランドを中心としたマーケティング投資の増額により、同社の想定通りの減益。全社的なコスト構造改革を継続し、各段階利益は計画を上回る進捗であるとし、下期も攻めのマーケティング投資を継続する考えを明らかにした。

カテゴリー別売上高をみると、化粧品は164億1700万円。PERFECT ONEは減収、FOCUSが4倍超に拡大したことにより上期前年並みとなったが、計画未達。 ヘルスケアは15億8300万円で、青汁を中心としたFun and Healthの成長継続とココナッツMCTオイルなどWellness Foodの増収転換により同16.2%増で、計画通りとなった。

チャネル別売上高では、通信販売が163億9200万円。 FOCUSとFun and Healthの大幅伸長により同1.2%増。直営店舗・卸売販売は12億2100万円で、PERFECT ONEの復調とFOCUSの店舗展開拡大が貢献し同11.7%増。海外販売は3億8700万円と同21.7%減と計画通りの減少幅だった。国内外ECは24億円で同18.5%増、EC売上比率は15.6%となり過去最高を記録した。

下期は、FOCUSの大幅な計画上振れとPERFECT ONEの伸長、および堅調な青汁への投資強化による通期計画達成を目指し、売上高380億円(前期比5.2%増)、営業利益35億6000万円(同1.1%増)、経常利益34億7100万円(同0.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益23億8000万円(同1.0%増)を据え置く。