新日本製薬の2024年9月期第3四半期の連結業績は、売上高は前年同期比6.2%増の296億600万円、営業利益13.8%増の32億3000万円、経常利益14.2%増の32億1100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益18.1%増の21億6900万円と増収増益。上場来最高の四半期売上高を更新した。
化粧品事業においては、パーフェクトワンの国内売上高が想定通りに進捗するとともに、20代を中心に若年層の開拓が進むパーフェクトワンフォーカスにおいて、4月から定番商品化した「同スムースクレンジングバーム ディープブラック」が売り上げに貢献し、2.3%増の254億6800万円。ヘルスケア事業においては、青汁の成長継続と「Slimore Coffee」のテストマーケティングの好調により、39.0%増の41億3800万円となった。
営業利益は、通期計画に対する進捗率80.8%と、計画を上回る進捗となっている。国内ECや育成ブランドの伸長による増収効果と、コールセンターコストを含むその他販管費の効率化が寄与した。
24年9月期通期業績予想は、売上高6.2%増の400億円、営業利益6.5%増の40億円、経常利益7.0%増の39億8000万円、親会社株主に帰属する当期純利益7.8%増の25億8000万円と前回数値を据え置いた。