I-neの2023年12月期第3四半期業績は、売上高は前年同期比16.7%増の304億6800万円、営業利益3.0%減の30億4900万円、経常利益7.8%減の30億4400万円、親会社株主に帰属する四半期純利益93.4%増の35億7600万円となった。

セグメント別にみると、国内事業は売上高は17.0%増の296億9500万円、営業利益は2.2%増の48億8600万円となった。

国内ドラッグストア市場において主力ブランド「BOTANIST」「YOLU」の伸長により、23年9月単月でシェアトップとなるなど好調。BOTANISTブランドにおいては、2023年10月より「ボタニカルシャンプー・トリートメント」をフルリニューアルし、今後もヘアケアカテゴリーにおいてさらなる成長を目指す考えだ。
「SALONIA」ブランドにおいては、8月に「You & Me」シリーズとして発売した「ベージュカラー」を定番シリーズとして発売したことや、2023年9月に2023年秋冬限定「シンフォニーシリーズ」を発売したこと、「EMSリフトブラシ」が楽天週間ランキング1位を28週連続で受賞するなど美容家電関連商品も引き続き好調に推移し、売上高の伸長に寄与した。
ナイトケアビューティーブランドYOLUは、2023年9月に発売したダメージケアに着目した新シリーズ「ディープナイトリペアシリーズ」が、カラーやブリーチによる髪の蓄積ダメージが気になる人や、よりしっとりとした洗い上がりを求めるお客の声に応えた「ダメージ集中補修」の商品として、売上高の伸長に寄与した。

海外事業は、売上高6.3%増の7億7300万円と増収も、営業利益は5億3000万円の欠損となり、前年同期より赤字額が増加した。

23年12月期通期業績予想は、売上高17.7%増の415億円、営業利益32.9%増の43億円、経常利益21.1%増の42億円、親会社株主に帰属する当期純利益105.0%増の39億5000万円と前回公表数値を据え置いた。