再春館製薬所の主力スキンケアブランド「ドモホルンリンクル」は2024年に50周年を迎えた。これを機に、約2年間にわたり「ドモホルンリンクル 50周年 THANKS PROJECT」を展開。改めて同ブランドの価値を伝えるとともに、顧客接点を拡大するためさまざまな取り組みを進めている。そのプロジェクトの最終幕を飾る集大成として、「ドモホルンリンクル」基本4点を一斉リニューアルし、26年1月7日に発売。それに先駆け、25年12月16日に東京・表参道において「ドモホルンリンクル[基本4点]リニューアル発表会」を開催した。

5年ぶりとなる今回のリニューアルでは、漢方発想の延長線上にある「人体に備わる力」とされるタンパク質研究の最新知見を結実。ドモホルンリンクルの「肌体力」設計を新ステージに押し上げている。さらに、その応用として「アクティブさ」を呼び覚ます新技術「アクティブコアリブート技術」の搭載、漢方理念をより際立たせた「効果とサステナビリティを両立する原料」の配合などで、大きく進化している。

リニューアルアイテムは、「保湿液」「美活肌エキス(医薬部外品)」「クリーム20(医薬部外品)」「保護乳液」の4品。なかでも今回のリニューアルで主軸となるのが「美活肌エキス」である。新技術「アクティブコアリブート技術」の搭載、「抗炎症薬用成分」を新たに配合したことで、ドモホルンリンクルの中で唯一、シワ改善、シミ予防に加え、肌アレ防止(バリア機能サポート×抗炎症)まで網羅する製品にグレードアップ。肌環境の最適化で、次に使用する「クリーム20」のポテンシャルを最大限引き出す。

「保湿液」は、従来の「低分子ヒアルロン酸」をさらに低分子化した「超低分子ヒアルロン酸」などのうるおい成分が角層深部まで浸透し、手のひらがもっちりと吸いつくような、極上のしっとり肌へと導く。「クリーム20」は、独自の「発酵マルチプルコラーゲン」「ハリセンサー」に加え、漢方の知恵を活かした新原料「和漢複合発酵エキス」などを配合し、ブランドの叡智を結集した最高峰クリームへと進化。かつてないハリと弾力をもたらし、スッと肌に溶け合うようになじむみずみずしさもアップデートした。「保護乳液」は、外部刺激から保護しながら成分を閉じ込める「密閉プロテクトバリア」と肌の隙間を埋める「高密度リペアバリア」といった進化した二つのバリア技術が刺激や乾燥から肌を守る。

発表会では、熊本大学医学部長・熊本大学大学院生命科学研究部長である尾池雄一教授を招き、「ミトコンドリアの入門編」となる基礎知識と関連する研究の新規性に関する特別講義を実施したほか、再春館製薬所の研究員が基本4点の進化につながった研究成果などを紹介した。

また会場では、「ドモホルンリンクル」の世界観を表現した製品の展示のほか、同ブランドの歴史、再春館製薬所の漢方発想のこだわり、そこから生まれた自然由来の独自成分を想起させる展示を行った。