アルソア慧央グループは2026年6月1日、創立55周年を迎える27年に向け、「アルソア(ARSOA)」の新たなブランドメッセージ「Syn-Life(シンライフ)」を掲げ、スキンケアシリーズを全面刷新した。人生100年時代を見据え、「自然の力で肌本来の力を引き出す」という創業以来の思想を継承しながら、紫外線の強まりや敏感肌人口の増加など変化する生活環境に対応したスキンケアへ進化させる。自社農園で育成した独自原料を本格採用し、次世代に向けたブランド基盤の構築を図る。広告ビジュアルには引き続きプロフィギュアスケーター浅田真央と俳優の木村佳乃を起用する。

長年の愛用者であり広告ビジュアルに起用されている浅田真央(写真左)と木村佳乃
同社はこれまで「自然との共生」を理念に掲げ、山梨県北杜市・小淵沢の自社農園「オーガニックファーム」で植物研究を進めてきた。今回のリニューアルでは、その研究成果としてブルーローズ由来成分や乳酸菌由来の独自原料をスキンケアのキー成分として活用する。特にブルーローズは農薬を使用せずに栽培することが難しく、一時は病害虫被害による全滅危機にも直面した。オーガニックファームでは葉を一枚ずつ手作業で管理するなど試行錯誤を重ね、25年には約5000輪の収穫を実現した。
「人生に寄り添う」をブランドの新たな軸に
- ブランドを代表する黒い石けん「クイーンシルバー」(60g・1980円/135g・4400円)も刷新
- ハリツヤ肌をかなえるセルシリーズ
- エッセンシャルセラム(20g・7700円)
- アルソアシリーズ
新ブランドメッセージの「シンライフ」には、自然と人、そして化粧品と人生が共に歩むという考え方を込めた。同社プランニングデパートメントマーケティング&パブリックリレーションズの山中愛マネージャーは「従来の主力顧客は40~50代が中心だが、長年愛用する顧客の子ども世代や孫世代へと利用者が広がっている。今回のリニューアルでは、家族全員で使える処方思想を維持しながら、若年層のニーズにも対応。ファーストエイジングケアや毛穴悩みへの対応、ノンコメドジェニックテストの実施などを通じて、ティーン層からの利用も視野に入れる」とコメントした。
一方で、乳幼児から高齢者まで使用できる商品も引き続き強化する。敏感肌向けシリーズでは乳幼児試験を実施し、アルソアR&Dセンターの塚本美奈子センター長補佐キレイユニット ユニットマネジャーは「全身用保湿アイテムには界面活性剤を使用しない酸素乳化技術を採用するなど、安全性への配慮も高めた」という。
販売面では、全国約230のサロンと約2万人のビューティーカウンセラーによるカウンセリング販売を引き続き重視する。山中マネージャーは「同じ担当者が長年にわたって肌状態を見守ることが、人生に寄り添うというSyn-Lifeの考え方そのもの」と位置付ける。デジタル活用についても課題認識を示しながら、SNSやウェブ施策を強化し、若年層との接点拡大を進める考えだ。
同社は今後「シンライフ」の考え方をスキンケアにとどまらず企業活動全体へ浸透させ、次の10年に向けたブランド基盤の構築を進める。

























