店頭活動の役割は様変わりしている

美容部員の存在意義が、いま改めて問われている。背景にあるのは、化粧品販路の主流がセルフ販売になったのに加え、利便性の高いEC、使用感が伝わるライブコマースなどが定着し始めたからだ。成分、機能、口コミ、ランキング、動画まで、消費者はスマートフォン一つで大量の情報に触れられる。気になった商品はそのままオンラインで買えるし、ライブ配信を見ながら購入を決める流れも広がっている。かつてのように化粧品が美容部員のカウンセリングを受けなければ買えない商品ではなくなったことを考えれば「美容部員は本当に必要なのか」という問いが出てくるのは自然なことだろう。

しかし現実には、カウンセリング販売の価値は失われていない。むしろ、情報が増え、商品があふれる時代だからこそ、美容部員の価値は高まっている。選択肢が増えたことは、裏を返せば「選ぶ難しさ」が増したということでもある。消費者は情報に振り回され、自分に本当に合う商品を一人で決め切れない。特に化粧品は、香りやテクスチャー、肌にのせたときの感触など、実際に試して初めて分かる要素が多い。ここには数値や説明文だけでは置き換えられない価値がある。

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