理美容メーカーのウエラ、タカラベルモント、アジュバンが2025年度の戦略を発表した。その共通項は、1回当たりの使用金額の引き上げと、生涯顧客(リピート率の高い顧客)を増やすことの2点だ。
理美容業界では消費の二極化が進んでいる。過去1年間に1回以上ヘアサロンを利用する「ヘアサロン利用率」は過去5年で初めて80%を切り、過去最低値を更新。一方で、利用者のヘアサロンへの年間支出額は過去最高となっている。ヘアスタイルに関心が薄い人は、一段とヘアサロンを利用しなくなっており、それとは逆に美髪を優先する消費者は、よりヘアサロンでの消費金額を増やしている。高単価でも高品質のサービスを求める消費者を取り込むために、メーカー3社は高付加価値メニューや店販の強化による単価アップ、顧客満足度を高めてロイヤルカスタマーを育成する戦略を強化する。
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