※デザイン・仕様は変更となる場合がある
ユニ・チャームは5月29日、全国の卸・小売業関係者を対象に「2025年秋の新製品発表会」を東京・港区の品川プリンスホテルで開いた。冒頭、高原豪久社長が全社方針を説明。リサイクルブランド「RefF(リーフ)」に代表される独自価値創出に向けた取り組みの進捗と、新製品で目指す新たな需要開拓について語った。その後、渡辺勉常務執行役員ジャパン営業統括本部長が登壇し、今下期の営業政策を発表。単価拡大と客数増を両輪で実現する具体策を示した。
高原豪久社長による全社方針発表
「RefF」をカテゴリー横断で打ち出す態勢を整える
ユニ・チャームは2030年度に“世界一”を目指す目標を立てていますが、それには二つの軸があります。まずは「相対的価値」。定量目標として、売上高1.5兆円、コア営業利益率17%、世界シェア№1を目指します。うち国内では売上高4500億円を計画していますが、まだ1000億円ほど足りない状況なので、目標達成に向け、ぜひ皆さまのお力をお借りしたいと思っています。
一方の「絶対的価値」ですが、これは非財務的な価値になりまして、さまざまな社会課題に対する対応・貢献においても世界一を目指していこうというものです。その中でも足元で特に力を入れているのが、使用済み紙おむつ・紙パンツをリサイクルする「RefF」の取り組みです。すでに水平リサイクル品の販売を開始していますが、今年4月には紙おむつ(紙パンツ)から分離した再生パルプを材料に用いた紙粘土を製品化しました。パルプの他にも、高分子吸収材、プラスチックといった紙おむつ(紙パンツ)の主要素材をフルで活用する技術を構築しまして、今年3月にはリサイクルした高分子吸収材を一部使用した猫砂「デオサンド 香りで消臭する紙砂RefF」を上市。また9月にはリサイクルしたプラスチックを使用した猫用トイレ「デオトイレ」の新製品も発売していきます。
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