[PR]

老化に根本からアプローチする新発見

資生堂は、皮膚の健康を保つためには、ヒトの皮膚における老化細胞除去の生理的なメカニズムを探ることが重要であると考え、海外の研究機関と共同研究を行った。そもそも老化細胞は、加齢とともに体内で徐々に増加し、慢性炎症状態を誘発、継続することで、老化や老化関連疾患を促進していると考えられている。しかし、ヒトのさまざまな臓器における老化細胞の蓄積の状況やそれを抑制するメカニズムはいまだ解明されていないことが多くある。資生堂と海外の研究機関の共同研究は、三つの新発見を生んだ。この知見をもとに、皮膚における老化細胞の蓄積を防ぐ免疫細胞に着目し、老化に根本からアプローチする革新的な価値を創出するという。

一つ目の新発見は「老齢の皮膚では、年齢とともに老化細胞は増加していない」ことである。共同研究では最初にヒトの皮膚組織において、加齢とともに老化細胞が蓄積されるかどうかを調査。その結果、若齢の皮膚と老齢の皮膚を比べると、老化細胞が有意に増加していることが分かった〈図1-1〉。一方で、老齢の皮膚だけで見てみると、50代から70代にかけて、加齢に伴って老化細胞は有意には増加していないことが分かった〈図1-2〉。このことから、老齢における老化細胞の蓄積は、何らかの要因によって抑えられている可能性が示された。

共同研究による発見①
老齢の皮膚では、年齢とともに老化細胞は増加していない

図1-1
老化細胞は、老齢の皮膚に多い

図1-2
老齢の皮膚では、老化細胞と年齢は相関しない

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

ログイン