クレ・ド・ポー ボーテ研究所(以下、同研究所)のクレンジングに関する研究が成果を上げている。スキンケアは肌を洗うことに始まる。その理想は、汚れを落とすだけでなく、うるおいを残すこと。加えて同研究所では「洗うたびに強い肌へ導く」という新たな役割を求め、新クレンジング理論「クレンジング・レジリエンス」を導き出した。そのポイントとして、同研究所では「①整える」「②外敵を取り除く」「③選択的に洗う」の三つを挙げている。

「①整える」とは、洗うたびに、肌を整える技術のことである。洗浄力の高い洗顔料で肌を洗いすぎるのは、肌に必要なバリア層が乱れやすくなる原因の一つだ。バリア層は水分が蒸散するのを防ぐ一方で、外部の刺激から肌を守る。本来のバリア層は、角質細胞がレンガのように整然と積み重なり、細胞同士の間を細胞間脂質がセメントのように埋めている。その構造が乱れることで、肌がダメージを受ける。この洗顔の常識を覆したのは、同研究所の細胞間脂質の整列性に関する研究である。

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