ポーラは、山梨県と、双方の資源を有効に活用した協働による活動を推進し、一層の地域活性化と県民サービスの向上、持続可能な地域社会づくりに取り組むことに合意し、山梨県民のエンパワーメント推進に関する連携協定を締結した。
山梨県では、一人ひとりが本来持っている力を発揮し、自ら選んだ道に挑戦できること、つまり「エンパワーメント(empowerment)」を推進し、全ての県民の可能性に開かれた地、「開の国」の実現を目指している。
現在、山梨県内においては、24のポーラショップ、20代~80代までの128人のビューティーディレクターが、ビジネスリーダーとして活躍している。
ポーラは、全社の行動指針として「We Care More. 世界を変える、心づかいを。」を掲げ、美容と健康という枠組みにとらわれず、人・社会・地球、そのすべてをケアするために、一人ひとりが何ができるかを考え取り組んでいる。
また、2029年に迎えるポーラ創業100周年に向けて定めた「サスティナビリティ方針」では、2029年までのSDGsの目標数値を設定。そのうちの一つに「ジェンダー、年齢、地域格差、様々な『壁』の解消」がある。
ポーラは「本協定の締結をきっかけに、山梨県民の皆さまが自らの主体的選択によって自分の可能性を広げ、地域でいきいきと活躍できる社会を、県の皆さまとともに築いていきます」とした。
連携事項・具体的取り組みイメージは以下の通り。
1.エンパワーメント推進に関すること
●共創事業の実施
・エンパワーメント推進に関連する事業の共同検討・実施
●自己肯定感向上に向けたフォロー
・暴力からの回復を目指す女性へのメークアップ講座
・「美容」「健康」に関する相談会
2.多様性社会の実現に関すること
●共生社会推進に向けた支援
・「やまなし共生社会推進プレイヤーズ」参加
・アンコシャスバイアス解消に向けた事例提供
●意識啓発事業への協力
・女性活躍をテーマにした講演会
・中高生の共生社会に対する理解を高めるためのワークショップ
3.人材育成に関すること
●「美容」「健康」をテーマにしたイノベーションに向けた連携
・女性管理職の創出に向けて、知見・リソースの供与
・化粧品モニターなど、研究・実証フィールドの提供
4.その他、ポーラと山梨県が協議して必要と認める事項