資生堂、コーセー、ポーラの3社が美容液の販売で鎬を削っている。2021年の化粧品市場は新型コロナの影響が残っているが、大手3社の三つ巴の競争は、高級スキンケア市場活性化に寄与。久しぶりの明るいニュースは、のちのちまでの語り草になるかもしれない。

先陣を切ったのは、ポーラの「リンクルショット メディカル セラム(以下リンクルショット)」だ。21年1月1日のリニューアル発売から6カ月間の累計販売数は35万個を突破。21年上期のベストコスメ11冠に輝いた。ヒットの要因は、リニューアルにあたって、既存のシワ改善効果に保湿効果をプラスすることで顧客層を広げたことだ。シワの要因の一つである「好中球エラスターゼ」の働きを抑制しシワを改善する独自成分「ニールワン」に加え、ニールワンに馴染みやすく油に溶けにくい性質を利用した三つの保湿成分を新たに配合したことで、スキンケア意識の高い顧客が反応した。

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