バイオテクノロジー企業のユーグレナは2024年1月10日、受託製造事業を展開するサティスグループ3社(サティス製薬、日本ビューテック、ナユタ)を買収すると発表した。M&Aの方法は株式交換完全子会社とする簡易株式交換で行う。ユーグレナは、サティスグループを獲得することで化粧品の企画から開発、製造、販売に至るまで、全バリューチェーンに係る機能を有することになる。これまで外注していた商品の内製化はもちろん、他社への化粧品の提案が可能になる。

ユーグレナは、サティスグループを買収した理由を三つ挙げている。一つ目は化粧品市場の中でも高い成長性が見込まれる「D2C×スタートアップ・小規模企業」のセグメントに特化した独自のポジションを形成していること。二つ目は、ユーグレナの持つ基礎研究力および営業・マーケティング力とサティスグループの持つ化粧品に特化した研究開発力および製品開発力を掛け合わせることによる、大きなシナジー創出の余地があること。三つ目は、サティスグループが「人と地球をもっと綺麗に、ずっと綺麗に」というミッションおよび「1人でも多くの女性に正しい綺麗を」という理念を掲げており、ユーグレナと理念・文化的親和性が高いことである。

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大きなシナジー創出が期待できる

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