大正製薬ホールディングス(HD)の上場廃止が決まった。2023年11月24日の取締役会において、同社の副社長で、創業家の上原茂氏が代表を務める大手門株式会社のMBO(経営陣による買収)によるTOB(株式公開買い付け)を決定。24年1月15日に成立し、同19日付で、大正製薬HDは大手門の子会社になった。3月上旬(予定)の臨時株主総会などを経て、株式市場から退場する見通しだ。
TOBの総額は約7100億円で、国内では過去最大規模。さらに創業家一族がプライベートカンパニー化することで、大正製薬HDのTOBは耳目を集めた。だが、買い付け条件には首を捻る向きもある。
この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。