3月8日は国際女性デー。毎年、黄色いミモザの花にちなんだ装飾会場でさまざまなイベントや講演が行われる。今年は、コーセーが、「国際女性デー HAPPY WOMAN FESTA 2022」内のセミナー「企業の力を結び付け、ジェンダー平等の実現に貢献しよう」において登壇し、パネルディスカッションを行った。ポーラは、世界中の女の子の可能性を育み、差別のない公正な社会を目指す国際NGOプラン・インターナショナルに寄付を実施。また同日、従業員のジェンダー課題意識向上のため、プラン・インターナショナルによる全社員を対象とした研修を行った。花王は、生理用品ブランド「ロリエ」の新コミュニケーションを同日から開始。新たなアンバサダーを迎えた他、企業のオフィスなどに生理用ナプキンを設置する取り組み「職場のロリエ」を実施している。
こうした大々的なイベントの開催とともに、年々国際女性デーの認知が広がる一方で、日本国内では女性の格差問題は依然として解消していない。2021年3月に世界経済フォーラムが公表した「The Global Gender Gap Report 2021」では、各国における男女格差を測るジェンダーギャップ指数が発表されている。「経済」「政治」「教育」「健康」の四つの分野のデータから作成されているが、21年の日本の順位は156カ国中120位と、先進国では最低レベルであり、アジアの中でも、中国や韓国、ASEAN諸国より低い結果となっている。
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