化粧をするという行為は女性の専売特許ではなくなっているのか。化粧や美容へのニーズが多様化する中、化粧品メーカーだけではなく、小売業のPBからもジェンダーフリーをうたった化粧品が登場している。先鞭をつけたのはイオンリテール。3月8日からZ世代の男女をターゲットにしたスキンケアブランド「COPERNICA(コペルニカ)」の発売に踏み切った。スギ薬局は、ドラッグストアのPBでは初となる性別を超えたスキンケアブランドを展開。オリジナルスキンケアブランド「プリエクラ」の第2弾として、男性・女性の区別でなく美しいをコンセプトとした新しいジェンダーニュートラル化粧品「プリエクラU」を、4月1日から全国の店舗で発売している。

プリエクラUの新製品発表会で、スギホールディングスの杉浦克典社長は、「男女の垣根を超え、誰もが平等で自由に行動するジェンダーフリーという思想が世界的に浸透し、化粧品の分野でもスキンケアに関心を持つ男性も増加している。そうした時代の潮流をいち早く捉え、スキンケアは女性のものであるという既成概念をリセットするジェンダーニュートラル化粧品を開発した。ターゲット層とする20~30代を含め、多くの方々の支持を得られるものと確信している」と開発の理由を語っている。

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