市場の成長と百貨店、SCの健闘
昨年、コロナ禍で中国の社会消費財小売市場全体が縮小したが、化粧品市場は逸早く危機を乗り越え、逆境下でも成長を続けられる底力を見せた。全国の化粧品小売総額は前年比9.5%増加し、中でも百貨店やショッピングセンター(SC)の健闘が目立っている。
王府井百貨店の2020年上半期の決算報告書によると、化粧品は同店のカテゴリートップとなり、昨年上半期の売上高に占める化粧品の割合は23%に達したという。東百グループの昨年上半期の化粧品販売も前年同期比20.17%増加し、そのうち、四つのブランドの売り上げは全国百貨店化粧品ブランドトップ10、17のブランドがトップ20にランクインした。18~20年の3年間、銀泰百貨の化粧品販売額は倍増し、年間平均伸び率は44%に達した。杭州大厦、南京金鷹、武漢広場、深圳華強北茂業天地、成都王府井、西安開元商城なども化粧品販売の好調さを見せている。さらに多くの中小都市の百貨店やSCも同様な状況にある。
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