柔軟な発想と行動力でEC強化が加速

阪急百貨店は、化粧品販売のプラットフォーム化を狙う。特に阪急うめだ本店の化粧品売り場「HANKYU BEAUTY」、EC「HANKYU BEAUTY ONLINE」、学習コンテンツの配信サイト「HANKYU BEAUTY SCHOOL」が三位一体になることで、阪急で化粧品を買い続ける顧客を増やす考えだ。もともと同社の強みは限定性と先行性を兼ね備えたブランドの集積、デジタルサイネージの多様性や新CIを積極導入する売り場づくりで、ワクワクする購買体験を創出するところにある。そこに生活者を巻き込むデジタルコンテンツを展開することで、顧客が滞在し続けるプラットフォーム化を目指す。阪急うめだ本店ビューティー営業統括部EC企画部の原田和也ディビジョンマネージャーは「会社全体が抜本的にシステムを見直す機運になっており、コロナ禍のピンチはチャンスに変わっている」と説明する。

阪急百貨店が化粧品販売のプラットフォーム化に動けるのは、コロナ禍で進めたオンライン、オフラインの売り場強化策が成果を収めているからだ。例えば、ECでは、柔軟な発想と行動力が光った。

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