新型コロナがデジタルシフトを後押し

「これまで越えることができなかった壁が新型コロナ禍により強制的に崩壊した」。アイスタイルが展開するコスメ・コムの本橋未来社長は、新型コロナ禍における化粧品業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた急加速をこう表現する。コロナ以前はなかなか進まなかった、ECを含むデジタルに関わる取り組みを化粧品メーカー各社がここにきて急ピッチで推し進めている。外出制限や店頭の休業などにより、顧客に対してそれまで当然のように提供できていたカウンセリングやタッチアップといった対面での接客がしにくくなっているなかで、ブランドとお客のリレーションを維持・強化するために新たな接客方法を模索。「オンラインカウンセリング」「オンライン接客」といった新たな手法に、各社こぞって取り組み始めている。

そのなかで、コロナ以前よりオンラインカウンセリングの可能性を探っていたポーラでは、今年1月にはタスクを組み、推進できる体制を整えている。早々に着手したのは、オフラインイベントだけでは将来的には顧客との新たな出会いにつながりにくくなると感じていたからだ。

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