集合研修と遜色ない効果が出ている

新型コロナは化粧品メーカー各社の販売員教育の在り方を大きく変えた。従来は、販売員に対して、対面で研修を行う企業がほとんどだったが、濃厚接触のリスクが高まる研修は敬遠され、代わってオンライン研修やウェブ上での学習など販売員教育の現場でもデジタル化の流れが進行している。

デジタル化で先行しているのがポーラだ。同社は2019年1月に人材育成の抜本的改革に着手。接客スキルの平準化、高度化に取り組んできた。その一環として学習管理プラットフォーム「P-Study(ピースタディー)」を導入。販売員のビューティーディレクター(BD)がスマートフォンで新商品や季節の美容情報を自分で学習できるよういち早くデジタル化を推進してきた。コロナ以前から始めていた動画を使った研修が、コロナで対面研修が実施できなくなった今、大いに役立っている。「ピースタディーを導入した1年半で馴れていましたので人材育成のデジタル化は混乱なくスムーズに移行できている」(ポーラの永瀬賢治TB市場企画部部長)。

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