ロート製薬は、肌の健康に加え、環境面へ配慮しサスティナブルな社会の実現を目指したスキンケア技術として、界面活性剤を使わないクレンジング剤の製剤技術開発に成功したと8月25日に発表した。

すでに同技術は特許出願済みで、一般的なクレンジング技術と同等のメイク落ちを実現するとともに、肌へ保湿効果を付与することが確認されている。なお同技術は、今後クレンジング製品をはじめとするスキンケア製品などに応用していく考えだ。

一般的なクレンジング技術で用いる一部の界面活性剤は、潤いを奪い乾燥の原因になる可能性があることが知られている。また、クレンジング剤に配合されている一部の界面活性剤は洗い流すことで、水環境に影響を与える可能性がある。そこで今回ロート製薬は、環境を考慮すると同時に、肌に優しく保湿効果も高いクレンジング剤を日々使い続けることで、将来の肌の美しさにつながる製剤を開発したいと考え、界面活性剤を用いないクレンジング剤の製剤技術開発に取り組むに至った。