花王は5月30日、衣料用濃縮液体洗剤「アタック ZERO(ゼロ)」(2品目6品種)を改良発売する。従来の「アタック ZERO」の高い洗浄力に加えて、さらに消臭効果が上がるように新開発の次世代消臭テクノロジー“抗菌+(プラス)”を採用した。

花王は、2019年4月に、同社史上最高の洗浄基剤“バイオ IOS”を主成分とする「アタック ZERO」を発売。同商品は、衣類がよみがえる「ゼロ洗浄」を目指し、“アタック液体史上最高の洗浄力”を実現。また、同社初となる「ドラム式専用」商品の導入や、ユニバーサルデザインを取り入れて片手でも計量しやすい「ワンハンドプッシュ」をラインアップに加えて、衣料用洗剤に革新を起こした。

近年、気候変動に伴い、梅雨の長期化や、台風による長雨、ゲリラ豪雨の多発等、昔に比べて雨の降り方も変わってきている。そうしたなか花王の調査によると、部屋干しの機会が増え、そして長期化し、部屋干し臭に対する不安・不満が顕在化しているという。特に「部屋干ししてもなかなか乾かなくて、ニオイが気になる」「家に帰って、部屋干しのニオイがするとガッカリする」など、“部屋干し臭”への意識が一層高まっていることがわかった。

一般的に、“部屋干し臭”の原因は菌だと考えられてるが、菌は繊維上の皮脂汚れをエサとして取り込み、このエネルギーを獲得(代謝)する際に、不快なニオイを発生させる。それに対し、従来の抗菌技術では、菌の増殖を抑制することで、ニオイの発生を抑えていた。しかし、繊維上に皮脂汚れが多く残っていると、抗菌効果が充分に発揮されない場合があった。

そこで、新しく生まれ変わった「アタック ZERO」は、ニオイ菌のニオイ代謝を制御する、まったく新しい菌アプローチを実現。抗菌技術に加えて、新配合の代謝制御剤が素早くニオイ菌に取り込まれることで、菌が皮脂汚れを取り込んで代謝するのを防ぎ、また代謝制御剤を取り込んだニオイ菌は、不快なニオイを発生しない。この次世代消臭テクノロジー“抗菌+”により、抗菌技術の効果が充分に発揮されない場合でも、不快なニオイの発生を防げるようになった。

新しい「アタック ZERO」は、この“抗菌+”で、密集干し・高温多湿・厚手のタオルや使い古したタオルなど、梅雨時期の過酷な部屋干し環境でも24時間部屋干し臭を防ぎ、高い消臭効果を発揮する。

ラインアップは「アタック ZERO ワンハンドプッシュ」(本体ボトル400グラム、610グラム・つめかえ用360グラム、900グラム・ノープリントプライス)と「同 ドラム式専用」(本体ボトル380グラム、580グラム・つめかえ用340グラム、860グラム・同)。