花王は、洗浄分野に革新をもたらす同社史上最高の洗浄基剤「バイオIOS」を主成分とした衣料用濃縮液体洗剤「アタック ZERO」の新製品発表会を、1月23日、東京都中央区のベルサール東京日本橋にて開催した。

新商品をお披露目する澤田道隆社長

新商品をお披露目する澤田道隆社長

同発表会では、はじめに花王の澤田道隆代表取締役社長執行役員が登壇。新洗浄基剤「バイオIOS」は汚れゼロ、ニオイゼロ、洗剤残りゼロを叶える革新的な技術であること、また、天然パーム油のしぼりかすというサステナブルな原料を使用した基剤であるため、環境訴求洗剤であるアタックとの親和性が高いことなどを説明した後、新製品「アタック ZERO」の4製品のお披露目を行った。

中尾良雄事業部長による商品紹介

中尾良雄事業部長による商品紹介

続いて登壇した中尾良雄ファブリックケア事業部長は衣料用洗剤に革命を起こしてきたアタックの歴史と共に、ブランドロゴの刷新を発表。現在の洗濯に関する消費者の不満を具体的に解説しながら、それらを解消する新たな洗濯洗剤として「アタック ZERO」を紹介し、2019年(4~12月)の同商品の売上げ計画は300億円であるとした。

岡野哲也ハウスホールド研究所長は、天然パーム油のしぼりかす由来の界面活性剤について分子構造の特徴を解説したり、従来品との洗浄に関する対照実験結果を紹介するなど、新製品の技術を様々なエビデンスと共に説明。会場には、これらの実験を研究員が再現するブースも設けられており、参加者も実際にニオイや汚れの落ち具合などを確かめることができた。

アタック ZERO

アタック ZERO

「アタック ZERO」は2019年4月1日の上市を予定しており、通常の洗たく機に対応する商品に加え、花王では初となる「ドラム式専用」商品を導入。それぞれの本体ボトルのほか、つめかえ用、片手でも計量しやすい「ワンハンドプッシュ」を加えた、全6品10種のラインアップだ。