資生堂は、がん治療の副作用による特有の美容上の悩みや外見上の変化(肌色の変化、眉の脱毛など)に対し、スキンケアやメイクアップによってカバーする男性向けの美容情報やテクニックをまとめた小冊子「男の整容本」を“世界がんデー”にあわせて2月4日に発行した。同冊子は、無料で閲覧、ダウンロードできる(https://corp.shiseido.com/slqm/jp/cm.html?rt_pr=trf4)。

資生堂は、これまで医療機関やがん支援団体などと共に、美容情報を研究・構築しメイクアップアドバイスを実施しており、2019年10月には、女性向け美容情報の小冊子「がん患者さんのためのBeauty Book」を発行した。

がん治療などの副作用による外見上の変化は男性にも表れる。肌がデリケートに感じる、眉毛が脱毛してまばらになった、指のひび割れや手の乾燥など、治療の副作用はさまざまだ。「男の整容本」では、化粧に不慣れな男性でも試せる簡単でわかりやすいテクニックや美容情報をまとめた。

現在、治療技術の進歩や早期発見により、がんと向き合って過ごす期間が長くなる傾向にあり、就労をしながら通院しているがん患者も増加している。そのため、男性も外出時やビジネスシーンなどで外見の変化を意識する人が多く、カバーメイクアップの必要性はさらに高まっていくと考えられる。