これまで美容や健康の関連法規の現状や問題点をみてきた。なぜ課題が積もるのか。ルールは、外部の指摘や力がないと、省庁内部で変えるのは難しいことなどが理由に挙げられるだろう。これは企業に当てはめても同じであろう。しかし、見直しを行わねば、不都合と不満は大きくなるばかりだ。政府内でこれに対応する機関が内閣府の「規制改革推進会議」である。その歴史や経緯には規制のあり方が鏡のように映し出されている。
政府が定めるルールの見直し、非効率性の排除という課題は近年になってクローズアップされてきた訳ではない。これは政府組織やルール、さかのぼれば律令制が生まれて以来の課題といえる。
ルールが全体として大きなベネフィットを生んでいることは間違いのないところだ。一方で生じるロスやダメージをいかにカバーするかがポイントだ。しかし、大きな事案だと、影響と解決法が入り組んで手順や時間を要する。細かい部分でも発生するため、問題の把握や解決が難しくなる。言うのは簡単、やるのは大変で、規制の問題は一筋縄ではいかないのだ。そこで重要なのは、組織と権限、そして人である。
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