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紙伝票の削減から始まった店頭の生産性改革

化粧品専門店の強みである接客に、もっと時間を振り向ける――。資生堂ジャパンが、店頭のバックヤード業務をデジタルの力で変えようとしている。ウェブアプリ「Kakehashi」(カケハシ)は、商品検品や伝票閲覧、品切れ情報の確認などを、スマートフォンやタブレットで効率化する仕組みだ。今年8月からは「返品回収予約機能」も追加し、全国の化粧品専門店で順次運用を始めた。

Kakehashiウェブアプリの操作画面

出発点は、物流現場における紙伝票の削減だった。資生堂ジャパンの物流センターでは、商品を店舗へ届ける際に大量の紙伝票を発行している。EDI(電子データ交換)を導入していない個人経営の専門店も多く、物流センターでの紙伝票の発行業務には、用紙代だけでなく、誤配や情報漏えいを防ぐための熟練作業者による伝票の仕分けなどの人手もかかるという課題があった。

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